日時 : 令和4年10月23日(日)
場所 : 名古屋市公会堂(入場無料)

私達、曾山流樹徳吟詠会は、令和4年10月23日、名古屋市公会堂に於きまして、再興35周年記念吟詠大会を開催させていただきました。
大勢の皆様にお越しいただきありがとうございました。

構成吟「偉大なる日本の指導者 吉田 松陰先生」

序章より

幕末の長州藩士である吉田松陰は、三十歳という若さでこの世を去っており、明治維新を見ておりません。

松陰が活動した二十代の大半は、山口、萩の野山獄か江戸小伝馬の牢獄の囚人として過ごし、又は、実家の一室に謹慎させられ、蟄居の身におかれておりました。自由な時間は少なく、出来得る事は、極端に限られておりましたが、多くの優れた弟子達を世に送り出したのであります。

長州征伐で幕府と戦い、幕府の倒壊を決定づけた高杉晋作、薩長同盟を結び、討幕運動を遂行した維新三傑の一人、木戸孝允、初代内閣総理大臣、伊藤博文、陸軍大臣、山縣有朋など、錚々たる面々であります。松陰の実家で開かれた松下村塾から巣立った彼らは、松陰亡き後、その熱い魂を受け継いで、新しい日本の夜明けを切り開いていったのでありました。これこそが松陰最大の功績であります。

松陰は弟子たちに、いったい何を伝え、弟子達は何を学んだのでありましょうか。人を愛し、誰よりも強く国を思い、過酷な運命と知りつつも、至誠を貫いた壮絶な生涯。松陰の心の叫びともいえる自作の漢詩、和歌を中心に織り成し、構成吟「偉大なる日本の指導者 吉田松陰先生」を上演させていただきます。